人間工学 其の一 20170418
人間工学が最終的に求めることとは
⇒むちゃくちゃ長持ちして最高に使い勝手がいいもの
理想自体はとても高い
マン・マシンインターフェース:効率を優先、人間の使い勝手は後回し
↓
ヒューマンインターフェース:人間を最優先、表面だけではなく脳の機能を優先
この呼び方の変化には、人間を表す言葉としてmanが不適切ということも関係しているらしい。本来、human-machine interface だったが、長いためmachineが省略された形で知れ渡っている。
人間工学へのアプローチ
①物理原則
②人間科学(人間を知る):生理学、心理学の観点から
③適用する仕事の分析⇒データを得る
④仕事にかかわっている人間の分析
③④に関しては数学的アプローチをする
①②を基礎的なアプローチ、③④を応用的なアプローチという
ただデザインをするわけではなく、人にとって使いやすいものをデザインしていく
…最近のスマホなどはただ売ろうとするだけで、インターフェース部分の発展はない
⇒機能性、インターフェース性能、スタイリッシュさ、これらすべてを兼ね備えるのはなかなか難しい
また、今ではユーザーインターフェース部分を簡単に作ることができてしまう
⇒人間工学がおろそかになっているのではないか?
研究について
・場所
→実験室(基礎研究):最適条件、理論値を出す
→人の計測を行う(ex)指の長さ、関節の長さ
→作業現場(応用研究):field dataの蓄積
・種類
→基礎:人の計測(心理的、身体的)
→応用:装置の研究
⇒視覚:ゲージ標識(道路標識はぱっと見でわかるように工夫されている)
⇒聴覚:音の大きさ、周波数
⇒制御:型、大きさ
⇒環境条件:仕事の効率との関係を調査(ex照明、温度
⇒衣服・家具:心地よさなどの評価
⇒人間行動:労働条件、作業空間
→適正試験は人間行動における人間工学といえる
・テーマ
これは人間工学だよねとわかるものから、そうでないものにまでかかわっている。環境など、以外に細かく分類されていいる。
この講義では人間科学など、分類わけをする前までやっていく
→これを知らないと、人間工学はできない
→生理的側面を前期、心理的側面を後期に行う