認知科学 其の七 20171115
田園都市線の遅延で遅れてしまったので、最初のほうは聞けてません。
音象効果
資料映像①「世界一受けたい授業」 黒川伊保子
資料映像②「視点論点 赤ちゃんと話そう」
よく「言葉が分からないのに絵本を読み聞かせても無駄じゃないか」という人がいるらしいが、0歳児にはオノマトペが通じている。例えば、「ぱい」や「ぼう」といったオノマトペを与えると、この音から様々な質感を獲得することができる。
また、名詞だけでなく、動きにも言葉があることもオノマトペから獲得できる。これによって、心も言葉で表現できることを知っていくのだという。ただ知識を入れるのではなく、心の部分までもっていくことこそが「知育」だという。
0歳児は言葉を体で理解する。そのためにもオノマトペは有効なツールとして見られている。
資料映像③「5分でガッテン!」
- 卵焼きを条済み作りたいときは「タン タン ポーン」と言いながら返すとうまくいく
- チャーハンを上手にあおりたいときは「サッ サッ サッ」と言いながら
- 硬くしまったふたを取りたいときは「グウゥゥゥゥゥ」と言いながら
映像見てましたが、正直「ホントかよ…。」と思いながらでした。結論としては、「言葉と体はつながっている」ということを言いたかったようです。
資料映像④「解体新ショー」
絵を描くときの脳の動き
- 得意な人:視覚野が活発
- 苦手な人:ブローカ野が活発
ブローカ野は文法において非常に重要な役割を果たす部分で、下手な人は、対象を見ずに知識や想像だけで絵を描いていることが分かる。この、「想像で描く」という問題を解決するために、写真をブロックのように区切って、逆さにして描くという方法が紹介されていました。普段見ることのない状態に変化させることで、見ることに専念させようとしています。
絶対音感とは何か
絶対音感の持ち主は、聴覚野と同時にウェルニッケ野が活性化している。絶対音感を説明するのは難しいが、普通の人が「う」という言葉を聞いて、頭の中に「う」という言葉が浮かぶのと同じ現象だそうだ。これの音バージョンが絶対音感。
今では、絶対音感を教育によって身に着けさせようとする動きが高まってきている。音と色を対応付けるなどの共感覚トレーニングによって実現している。実際に、小学生が8音くらいを聞き分けることができていて驚いた。
共感覚トレーニングでは、ニューロンのつながりを人為的に形成することを目的としているのだが、このニューロンのつながりは3歳過ぎで確定してしまうので、それ以降は効果が少ない。
注意しておきたいのは、絶対音感にもタイプや程度があるということ。
資料映像⑤「Nスぺ 5min 発達障害」
小学生中学生のおよそ1/15が発達障がいという報告が上がってきている。その傾向によって次の3種類に分類される。
ASD
感覚過敏。例えば、聴覚が過敏に働くと、喫茶店など多くの声が混じっている場所で目的の音を聞くことができないなどの障がいが発生する。正常ならば、目的の音以外のボリュームを意識的に下げることができるらしい。カクテルパーティ効果もこの関連になる。
ちなみに、自分は無理です。ビニール袋のガサガサ音があると、テレビのセリフなんかは聞こえなくなる。字幕必須ですね。
ほかにも、視覚過敏で、太陽光が痛いなどの障がいを持った人がいる。
ADHD
関心が次々に移ることによって、集中力が持続しない。落ち着きがない。順序立てる能力や、満足を得るために待つ能力が欠如している。