マエカワの備忘録的な何か

思い立ったが吉日

読書中感想文:睡眠の話~快眠のためのヒント~ 内山真著 中公新書 2250

ということで、自分は内山先生が書かれた新書を読み進めております。
自分で進んで読んでいたらよかったのですが、まさかの「課題として」読むことになりました。
読んだ後で一気に思い出そうとするのはおそらく自分にはできないと思うんで、こんな形で残していこうと思います。
殴り書きみたいになってしまうかもしれませんが、悪しからず。

ということで早速本題へ。

2017年6月22日 ~p26

不眠に悩まされている人が結構いるが、昔の人のほうがストレスで眠れない日々を送っていたらしい。自然、天敵とか、考えてみると納得だ。サザエさんの磯野家。波平が不審者をバットを持って追い出そうという描写がたまにされているが、結局「夜も心配でなかなか熟睡できない」ことを表しているのかもしれない。
ストレスで目がさえるのも人間の本能。そうしないと大昔は生き延びることができなかった。
徹夜=瓶ビール1本飲んだ時と同じ判断能力
夜型朝方は生まれつき
大脳が大きくなったため、休憩させ、冷却しなければならない=「睡眠」
アフリカ睡眠病=寄生虫が脳に寄生。睡眠物質を大量につくり、昏睡状態にしてしまう。
酷使した脳の部分は他よりも深い眠りにつく。
 ⇒覚醒したままできないか?ある部分だけ寝てて、他は全部起きてるみたいな。
レム睡眠は睡眠全体の20%ほど。案外短い。
レム睡眠中、外部からの刺激をシャットアウトしている。内耳は緩むんだって。
さらに、筋肉という筋肉が弛緩してしまうので、電車に乗りながらレム睡眠なんてことはできないらしい。
ノンレム睡眠の軽睡眠期は眠りながらも外部の刺激をきゃちいしている状態。は飛んだがこの状態で、これは進化の観点から言っても妥当。
もともとは体を休めるレム睡眠があった。脳が大きくなるにつれ、脳を休める機能が必要になる。それがノンレム睡眠。レム睡眠⇒ノンレム睡眠。

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社会情報論 其の八 20170605

環境問題

 一番ネックになってくるのは責任倫理
  最近、パリ協定からアメリカが離脱.
   ⇒フランスや各国が避難している.

 情報化の影響で環境問題へのアプローチも変化してきている.
  ⇒この環境問題こそがリスクコミュニケーションの始まり.日本ではダイオキシン問題が当たる.

可動堰問題 吉野川

 吉野川で起こった問題.
  ⇒吉野川は洪水を起こす川として知られ、利根川などと一緒に「四国三郎」と言われている.その洪水の被害は江戸時代の時点で堰を作らなければならないほどだった.

 その堰を新しく作るのか作らないのかで意見が割れてしまったのがこの問題の核になっている.

 賛成側
  江戸時代に作ったものは老朽化が進んでいるので、修繕し、防災に力を入れるべき.

 反対側
  ・可動堰を作ることで下流域の生態系が変わってしまうかもしれない.
  ・巨額な費用をかけて実行するべきことなのかがわからない.
   ⇒この時期、全国的に河川開発に対する疑念が広がっていた.


 ここでリスクとハザードについて
  リスクは起こる可能性があるということ.ハザードは必ず起こることを指している.そして、この二つは全く違うものとして扱わなければならない.

  ポテトチップスの値上げ、販売停止は去年の台風が北海道にまで到達してしまったことが原因になっている.このような何年に一度レベルのものはリスク側に入れる.


 1999:インターネットでの署名を集める運動が高まってきた.

  余談:反対運動の中心となっているのは若者.現在はSNSで反対運動を求めることにより、思想を広めることができる.

 ⇒結局反対者が多く、計画を白紙にするしかなくなってしまった.

 現在の視点で考えると、どのような答えが最適解だっただろうか??

川辺川のダム建設問題 川辺川 五木村

 川辺川について少し.
  日本最後の清流として知られ、尺鮎が有名らしいです.

 ダム建設計画が発足したものの、40年たってもいまだに着手されていない.

  補足:八ッ場ダムの建設の時も一悶着あり、長期化した代表例.建設予定地の周りの住人が一番被害を受けている.

 ダムができるということで居住区を移したが、建設がストップするなんてことも.

 バックウォーター現象が起こるということでダム建設が発足したという背景もある.
  ⇒ダム問題が長期化することで、五木村で反対を取り下げ.反対運動を続けるにも気力、体力がいる.住人はともに限界だった.


 バックウォーター現象:閉水路において、下流域の水位の変化が上流にも影響してしまう現象のこと.


 しかし、その後「ダムはいらないんじゃないか」と考えた下流の人たちが反対運動を始めてしまう.
  ⇒このとき、ネットを利用し、「尺鮎トラスト」という資金確保の策を講じる.尺鮎を売った金で反対運動の資金源にしている.FacaBookも利用している.


 ⇒結局、「脱ダム宣言」などにより延期に次ぐ延期.いまだに完成には至っていない


 今まではこの手の問題はその地域の人たちの中で納まっていた.
  ⇒今はネットで拡散してしまい、当事者以外のところで議論されてしまっているケースもある.
    ex)沖縄の反対運動.外部から反対のプロが来ている.


 原発の時を例に挙げると、疑心暗鬼になっている状態では突拍子もない情報を信じてしまう.
  ⇒SNSでいろいろ情報が混じっていき、どれが本当の情報なのかもわからない状態に陥る.

 この時、研究者のことをぼろくそに言っている人などがいたが、これは一般の人たちが求めている情報と研究者が言えることのギャップがあったから.
  ⇒一般人は「確定要素」をほしがっているが、研究者側からしてみれば「可能性がある」リスクまでのことしか言うことができない.このギャップによって研究者不信につながったと言われている.

 リスクの考え方が違うと、選択も当然変わってくる
  ⇒SNSによる情報爆発も相まって難しくなってきている.

リスクコミュニケーション

 日本では化学物質の環境リスクが始まりで、PRTR制度とのかかわりが強い.
 PRTR制度についてのリンクを張っておきます.簡単に言うと、どれだけ化学物質が排出されるかを公表しましょうってやつ.
www.env.go.jp

 しかし、これはあくまで事業者の自己申告制.
  ⇒根本的な防止策としての役割は浅い

大阪:ダイオキシン問題(1997)

 ゴミ処理施設からダイオキシンが流出
  ⇒行政と民間の間で対策を決定.
   ⇒リスクコミュニケーションの誕生

 余談:医療関係者は受動喫煙だけではなく、喫煙自体を禁止させたい.WHOも日本の喫煙率は危険値に達しているとの見解を示している.

所沢市産のダイオキシン

 報道で「所沢市産の野菜からダイオキシンが検出」とのニュースが流れた.
  ⇒本当は煎茶で検出されただけで、「野菜」と広げて報道されてしまったために風評被害を受けた.その結果、農家をやめなければならない人まで出てきて、訴訟問題に発展した.

 この問題の流れは
  ①報道:報道内容、伝え方によるリスクコミュニケーション
  ②煎茶:ダイオキシン検出
  ③農家:訴訟問題
 のようになっているが、①と③ばかりが注目されてしまい、一番肝心であるはずの②の問題が薄れてしまったという背景もある.

メディア分析法 其の八 20170612

オノマトペ

 これまで、人の感性を測るためにSD法を用いてきた
  ⇒あらかじめ決められたものに関してしか評価できない.そもそも人は分析的に評価することができるのか?
   ⇒必ずと言っていいほど自分の主観が入ってしまうため

 こんな背景から、感性の測定法としてオノマトペが注目される.

 オノマトペ(擬音語擬態語)
  日本は特に種類が甥が、海外にも同じようなものがたくさん存在する.

ブーバ・キキ効果

 音と 図形の視覚的印象の連想効果

 例えば、 aの音は iの音よりも大きなイメージを持ちやすい.


 言語学の分野では音と意味の結びつきはいろいろ研究されている.
 言語学以外でもマーケティング分野でこの手の研究はされている

マーケティング関連の研究結果

 ・ c p kで始まる商品、ブランドネームは人気が出やすいことがわかっている.
 ・ブランドネームの発音は製品属性を消費者に伝える

  ex)アイスクリームのブランドネームの候補としてFrishとFroshが考えられたとき、FroshのほうがFrishよりもいい印象がある.

 疑問:アイスのクーリッシュ、なぜクーロッシュにしなかったのだろうか??

日本のオノマトペの構造

 オノマトペ1モーラまたは2モーラで構成されている.
  ⇒モーラとは拍のこと.
 子音と母音の組み合わせだけでなく、その中に含んでいる音の組み合わせによっても意味やイメージが変わってくるもの.

ということで研究について

 手触りのイメージをオノマトペで表現(形容詞と比較する)
  ⇒オノマトペのほうが形容詞に比べて発想しやすい.また、素材ごとに違った表現をすることができる
  ⇒オノマトペは素材の表面状態を表現するのに向いている

結果

 オノマトペの音に結び付けられるイメージと連動して、オノマトペによって引き起こされる快不快は異なっている.
  ⇒音と五感は共感覚的に結びつく

 また、得られた結果である音韻それぞれが持つ質感の43尺度の線形和と実際の被験者の回答は有意だった.

メディア分析法 其の七 20170605

共感覚能力とメディアデザイン

テキストの色と心理的効果の関連性

 例えば、教科書にマーカーを付けて覚えるなど、色付けすることによって何らかの効果があることは日常生活からもわかる.

 この色付けをテキストのイメージから自動的にできればいいのではないか?

 自動彩色するにせよ、テキストのイメージに合う色でないと効果なし
  ⇒自動付箋機能、広告の自動デコレーション、カラオケ証明、土地の特色に合わせた色で記事を彩るなど、その利用方法は多岐にわたる.

ということで研究のお話へ

 これまでテキスト内にある画像の色や色を表す言葉を用いて色付けする手法があったが、テキストの意味との結びつきが弱い
  ⇒どんなテキストにも応用できる技術を.

 歌詞作成システムをもとにする
  ⇒歌詞作成システムは指定された画像情報をもとにテキストを生成するシステムだった.その逆をすれば実現できるのではないか.

方法

  ・35色についての色彩ベクトルを取得
  ・単語の文章における影響度
  ・頻度

 この3つをもとにしてテキストの色ベクトルを決定する.

 前準備としてプリミティブワードの選定をする
  ⇒ニュース記事内の色彩に影響を与える単語を少量選定
   ⇒498語が選ばれた(98%が名詞)

 プリミティブワード以外の単語に関しては毎度おなじみ潜在的意味解析(LSA)を用いて解析
  ⇒テキストの色彩ベクトルがわかる.

 しかし、テキストの中に未知語が多いと出てきた色と心理的なものとの相関は小さくなる

追加

 色についてだけではなく、感性やフォントについても同じようなことができないだろうか??
 テキストに合ったフォントに変換する
  ⇒やったことは色選定と同じ.で同じシステムをつなげていっただけ.

結果

 テキストを入力すると色、イメージ、フォントを推定し表示してくれるGUIを作れた.

 精度実験をしたところ、認知的妥当性が示せた.

 では、性別、年齢などのユーザーの属性によってその結果は変わってくるのだろうか??
  ⇒実験してみた結果、年齢、性別での回答の違いはなく、影響はないといえる


 テキストから色への変換ができるということは、色からテキストへの変換もできるといいうこと.だが、高次の感覚から低次の感覚へ影響を与えることは難しい

  ⇒しかし、広告(イメージからメッセージを伝える)はそれをしなければならない.

人間工学 其の五 20170523

更新が遅れていますが、何卒ご容赦を…。

視覚についてもうちょっと

 視野:視軸をもとにして見える範囲のこと

聴覚について

 20Hz~20kHzまで対応している

 耳の蝸牛内の基底膜で周波数分析をする.
  ⇒人間知らず知らずのうちにフーリエ級数展開しているということです.

 最小可聴限界、最大可聴限界とがあり、小さすぎても聞こえないがうるさすぎても聞こえない.人間がしゃべる音は800kHzくらい.
  ⇒最大可聴限界については、その値になるまでに人間の鼓膜が壊れてしまう.

音源の方向

 低音では時間差高音では強度の差で方向がわかる.
  ⇒低音域では位相の差がはっきり出てくるが、高音域ではあまり出てこないため.

 距離感をどのようにして把握しているのかは現段階で不明になっている.

体性感覚

まずは表面感覚(触圧覚・温覚・冷覚・痛覚)から

 触圧覚の受容器
  ・自由神経終末:表皮に存在し、順応せず
  ・パチニ小体:最大の受容器(500 \mathrm{\mu}m).順応が速い.
  ・マイスナー触小体:指先に存在.材質感などを受容.
  ・メルケル触小体:マイスナーとほぼ同じところに存在.順応が遅い.

  順応の速さからそれぞれ検出するものが違ってくる.
   パチニ小体⇒加速度検出
   マイスナー触小体⇒速度検出
   メルケル触小体⇒強度検出

 温覚の受容器
  ルフィニ小体

 冷覚の受容器
  クラウゼ小体

  ⇒ルフィニ小体とクラウゼ小体はともに皮膚深部に存在し、3秒で順応する.

深部感覚

 筋紡錘:筋肉に並列⇒筋肉の伸びに関係(求心神経である Ⅰaによって伝達)
 ゴルジ腱器官:筋肉に直列⇒力の検出に関係( Ⅰbによって伝達)
 ルフィニ終末:間接に存在.曲がり具合を検出

 補足:筋紡錘は筋肉の動きに合わせてインパルスを伝達するだけではなく、自らが伸びてインパルスを出すこともできる.( \gamma刺激)
    これは、単シナプス反射の時にも出てきたメカニズム.

感覚刺激の流れ

 視覚、聴覚などはそれぞれ受容器で受け取った刺激を伝達するルートを持っている.例えば、網膜で受け取った刺激は第1次視覚野や視床枕に伝達され、脳で認識できる.

 ⇒感覚ごとに並列処理された後、情報統合される.このことを感覚モダリティなどという.

 感覚モダリティ:感覚様相ともいう.何が言いたいのかというと、感覚の様相(種類)は別々に処理されているっていうこと.

 第1次感覚細胞:一つの細胞で受容電位と運動電位を処理する.
 第2次感覚細胞:複数で処理する.

  ⇒嗅覚、体性感覚は1次感覚細胞.

運動系

骨格系

 筋系
  特徴
   ・随意(自分で動かせるってこと)
   ・屈筋と伸筋で対になっている.
   ・運動単位:1本の \alpha線維が支配する筋線維群
   ・神経筋単位:運動神経も含めたもの
   ・神経支配比
   ・機能分化:筋線維ごとに特徴があり、それぞれに合った機能を有している
    ⇒FT線維(白筋・速筋)、ST線維(赤筋・遅筋)など

  筋収縮の様式
   等長性収縮:運動谷の増減によって力を変えるリクルートメントに使われる
   等尺性収縮:収縮間隔の変化によって力を変えるテンポラルサミュエーションに使われる.

   リクルートメントとテンポラルサミュエーションの比は2:8になっている.

   筋線維が興奮する順番は直径が小さいものから大きいもの
    ⇒力が弱いうちは細かな調整をしたいから.

   筋疲労時に力を出そうとすると筋線維を同時に収縮させる.この間隔が短くなることにより、力は出る.が、震える.
    ⇒テンポラルサミュエーションによるもの.

   筋小胞体からカルシウムイオンが滑りこむことによって細いフィラメントが太くなる.
    ⇒これが筋収縮の正体.
   時間がたつとカルシウムイオンは小胞体に戻り、筋線維は伸びる.