コミュニケーション論 其の二 20170420
批判から入ってしまうと相手が身構え、防御してしまうので口論に発展しやすい
恋愛の賞味期限はデフォルトで3年
男:問題を解く
女:共感を得たい
男女関係をうまくやりくりしていくには、肯定は否定の5倍必要であることが研究によって明らかにされている。
このように、男女には根本的な違い(性差)がある。この性差は大昔、進化の過程で得たものの名残。しかし、現在このような性差は徐々に縮まっているという。ジェンダーレスなんていうジャンルが出てきたのも性差が縮まっているからなのだろうか。
女のほうがおしゃべりだなんてよく言われるが、男女でそのような違いはないらしい。女であるから、男であるから、そのようにふるまっているのかもしれない。
海馬と偏桃体の性差
海馬(特に右)の大きさ:15歳あたりで女のほうが大きくなる
偏桃体:15歳あたりで男のほうが発達してくる
⇒この理由としては、海馬と偏桃体それぞれのホルモンの受容量に違いがあるから
⇒海馬は女性ホルモン、偏桃体は男性ホルモンの受け皿が大きくなっている。
性差によるクラス編成(アメリカ)
アメリカでは小学校のクラスを男女で分け、それぞれに合ったやり方で教育をしている
・男子クラス:上下関係をはっきりさせる。競争心を持たせる
・女子クラス:協調性を重視
⇒男子クラスでは先生に対して"yes, mom"などの言葉が目立った。教師も大方命令口調。アメリカだからできることだろう。日本だと大問題になるかもね。
⇒女子クラスでは、一人を褒めるのではなく全体を褒める。
企業でもこの性差を考慮に入れた考え方、働き方が採用されている。
ex)コンサルティングの会社
・客が男→なるべく地位の高い人を同伴させ、一気に結論を伝える
・客が女→そのプロジェクトにかかわる人をできるだけ多く同伴させ、いくつかの案を提示したうえで検討してもらう
このような働き方を採用した結果、働きやすい職場になり女性社員も以前より辞めなくなったそうだ
ATI(Aptitude Treatment Interect)
その人の適正によってそれぞれ最適解があるといった考え
これがあるにもかかわらず、いまだに大学での集団講義などは残っている。いったいなぜなのだろうか。
ビデオ「世界一受けたい授業」より
10代から耳の老化は進んでいる
音の高い低いを認識しているのは耳の中の内耳。カタツムリみたいな形の場所。
日々、たくさんの音を聞いているので内耳の入り口は消耗している。内耳の入り口付近は高音を認識する場所なので、年を取ると高音が聞こえにくくなる。モスキート音が聞こえないというのもこの仕組みが関係している。
マクガーク効果
口元を隠して声を発しているのを聞くとなんと発音しているのかがあいまいになる。逆に、発音している音と違う口の形を見せると、間違った発音で認識してしまう。視覚で認識してしまうとその方向に引っ張られてしまう。アンカリング効果なども関係しているかも。日本人はこの効果が薄いとされている。
発音だけでなく、目玉焼きを焼く音だったり、大根をすりおろす音だったりも、音だけ聞くととてもあいまいに認識してしまう。目玉焼きが天ぷら揚げる音に聞こえたりする。
音韻修復
途切れ途切れの音でも、間にノイズが入れば滑らかに聞こえているようになる。これは脳が無意識のうちに切れている部分をつないでしまっているから。
聴覚フィードバック
普段声を発するとき、その声を自分の耳で聞き、考えたことと一致しているかを確かめるような仕組みになっている。なので、自分の声が0.3秒後に聞こえてくるヘッドホンをつけながら歌うと、声の確認ができないのでしゃべれなくなってしまう。
オペレーティングシステム 其の二 20170419
追試は無しだそうです
コンピュータアーキテクチャの復習
メモリ
・揮発性:電源offでデータが飛ぶ。途中結果を一時的に入れておく。この講義でのメモリはこっちのことを指す
・不揮発性:USBメモリなどの類。電源offでもデータが保存されている。
→ハードディスクとして扱う
アドレス指定で読み書きできるものを抽象メモリという
図:メモリとCPUの簡略図
・汎用レジスタは計算の途中結果を保存しておくためのもの。
・プログラムはメモリに入っている。これをloadして演算し、その結果をstoreする。
・メモリには命令もデータも入っている
→基本的にこの二つは違う領域に入っている。
・メモリは大容量低速、レジスタは小容量高速。データを格納しておくという点ではどちらも大差ない。
→特殊なことに使う特殊レジスタなるものがある。
プログラムカウンタ(PC)
・命令メモリのどこかを指している
・命令を実行すると自動で増加
・if分などでは、PCに値を代入する
スタックポインタ(SP)
・メモリのデータを入れる領域を指す
→push:SPを-1して、そのアドレスに値を代入
→pop:値を取り出して、SPを+1する
※メモリ内では上に行くほどポインタが小さくなる
関数呼び出し(PC、SPの応用)
①callの次のPCをSPに保存→関数へ移行
②関数の処理が終わり次第、PCにSPの値を代入
③callの次の命令が実行される
ここまでがコンピュータアーキテクチャの復習
CPUとI/Oデバイスの通信
・I/Oの中にもレジスタがある。これをCPUで読み書きすることで使えるようになる
・I/Oは通常複数のレジスタを持つ
-制御(control):I/Oへの命令を入れる
-状態(status):現在の状態
-データ(data):入出力データ
図:足し算機
・機能達成のためにレジスタを読み書きするためのソフトウェア
・I/Oデバイスによって機器との相性などいろいろ違うので、これをデバイスドライバが吸収する
→OSは外部機器を一緒くたに扱いたい
CPUとI/Oデバイスのやり取りの仕方には次の二種類がある
①I/Oポート:I/Oのレジスタに直接アクセスする専用命令がある
②メモリマップトI/O:メモリにアクセスする=I/Oデバイスのレジスタにアクセスする(メモリとレジスタがリンクしている=マッピングされている)
図:メモリマップトI/Oのイメージ
割り込み
ある処理を待っている間、じっと待つことは効率を考えると望ましくない(ビジーウェイト)
⇒待っている間に別の処理をしてしまう、これが割り込み
前の足し算機の例を使うと、Sレジスタの値が1になるまでずっと待っているのは非効率。その間にできることをしてしまおうということ。
割り込みの流れ
①IRQ(割り込み要求線)に電圧がかかる
②あらかじめ登録しておいた関数が実行される。この割り込みプログラムのことを割り込みハンドラと呼ぶ。
・ハンドラの登録のし直しができるようにIRQから割り込みベクタ(ハンドラが保存されているメモリのアドレスが書かれているメモリ)にアクセスし、ハンドラを実行するという二重構造をしている。このおかげで、ハンドラを複数個登録しておくことが可能。
図:割り込みベクタ
・ハンドラをただ実行するだけではいけない。もともと実行していたプログラムの途中結果を保存(退避)し、ハンドラが実行し終わったところで復帰させる。
⇒関数呼び出しと同じようなことが退避、復帰システムでも適用されている
図:退避と復帰